2017/11/09
中古マンションを購入してリノベーションやリフォームするつもりでも、部屋の間取りや環境などをしっかりチェックしてから購入される人も多いと思います。
当然、住み心地などを考えると、部屋の隅々までチェックしておいた方が安心ですが、実は、部屋以外にも事前にしっかりと確認しておいた方がいいところがあります。
それは、マンションの共用部分です。
共用部分は主に、エレベーター、エントランス、廊下、ゴミステーション(ゴミ捨て場)、屋上など、マンションの住人なら誰でも利用できるスペースのことですので、その共用部分を見れば、そのマンションの管理がどこまで行き届いているかが分かります。
今回は、マンションの共用部分について書かせていただきます。
中古マンションなどの物件を実際に見学に行ったときは、共用スペースの以下の2点がポイントです。
誰かが捨てたゴミやチラシなどが落ちているということは、定期的に掃除をする人がいなかったり、前回の掃除から時間が経っている可能性があります。
また、壁や床の汚れについても同様に、マンションの管理人や管理会社がしっかりとチェックしていない場合が考えられます。
その反面、共用部がきれいに清掃されているマンションは、管理人が常駐していたり、清掃業者などが定期的に掃除をしていたりと、管理がしっかりできていると言えます。
ただ、どこまでがきれいで、どこからが汚れているかといった許容範囲は人によって違うと思います。
エレベーターの壁紙が剥がれているのが気になる人もいれば、廊下の電球が切れていることに違和感を覚える人もいると思いますので、ご自身で見られた際に、違和感や嫌なイメージを持つかどうかを判断基準にしてみるのも1つです。
部屋自体が気に入ったとしても、共用スペースに気になる点や違和感があったときには、不動産屋さんに確認することをオススメします。
管理会社の名前を聞いていも、どんな会社か分からなければ、あまり参考にならない可能性もありますが、普段はしっかり管理されていることが分かれば、安心して購入できますし、普段から管理ができていないところであれば、他のマンションを探してみることもできます。
共用部分の劣化を補修するために、入居者全員で修繕費用を出す場合もありますので、例え、ローンを組んで計画的に中古マンションを購入したとしても、購入してすぐにマンションの共用部分の修繕費を求められたりすると、その後のリノベーションに掛けられる費用に影響することもありますので注意が必要です。
ただ、共用部が多少汚かったり、部分的に劣化していたとしても、許容できる範囲内で、部屋自体も気に入っていれば購入を決めても問題ないと思います。
それでも、不動産屋さんに確認することは大切ですし、不動産屋さんの返答で気になるところがあったりした場合は、日を改めて、そのマンションの共用部分を確認してみることも大切です。
別の日に見学したときも同じように共用部分が汚れていたりする場合は、日常的にそのような状態に陥っていると考えられますので、安心して住むことができないと感じたら、他のマンションも検討してみましょう。
ここまで、中古マンションを購入する際の共有部分のポイントについて書かせていただきましたが、一番大事なのは、実際に住む部屋の状況です。
まずは、住みたいと感じる部屋を見つけてから、そのマンションの共用部分の管理が気にするようにして、2つのマンションの部屋で迷った場合などに、2番目、3番目の判断基準として、共用部のことを考えましょう。
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