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中古マンションの内覧~居住中の部屋を見るときのマナーとポイント

 

居住中のマンションの内覧

 

新築のマンションの購入を検討している場合は、間取りや日当たりなど、「どんな風な部屋にしていこう?」「こんな風に使えるのでは?」とこれからのことだけを考えることがほとんどと思います。

しかし、中古のマンションの購入を検討している場合、「前に住んでいた人がどのように使っていたか?」「どこか傷んでいるところはないか?」など、これまでのことも気にする必要が出てきます。

そのためにも、部屋の隅々までチェックしたいと考えることは当然ですが、もし、あなたが気に入った部屋を内覧するときに居住者の方がまだ住まれている状態だったらどうでしょうか?

 

「好き勝手に部屋を見て回ったら失礼かな?」

「居住者の方とどんな会話をしたらいいのかな?」

 

いろいろと気を遣ってしまい、しっかりとした内覧ができないかもしれません。

そこで今回は、居住中のマンションを内覧するときの注意点や見るべきポイントについて書かせていただきます。

 

居住中のマンションの内覧も空き部屋と同じようにしっかりチェックする

内覧時にしっかりとチェックしておきたいキッチンなどの水回り

 

中古マンションで内覧するお部屋が、現在も居住されている方がいるお部屋の場合、不動産屋さんだけでなく、そのお部屋の居住者さんも内覧に立ち会われる場合がほとんどです。

そのため、居住者さんの生活を覗いているようで、収納スペースの中や水回りなど、普通に来客した人には見せないようなところまで見ることを遠慮してしまうかもしれません。

しかし、その部屋を購入した場合、あなた自身がその部屋に何十年と住むことになるかもしれませんので、控えめにならず、空き部屋と同じようにしっかりとチェックすることが大切です。

 

とはいえ、居住者さんが生活されているお部屋を見せていただくことに変わりはありませんので、一般的な常識やマナーは必要ですので、以下のことに注意して内覧するようにしましょう。

 

  • 自分の荷物を部屋に置くときも居住者さんに必ず一声かける
  • 収納の中を見るときは居住者さんにお断りを入れてから見る
  • 扉がついているところを開けるときも居住者さんに聞いてから開ける

 

居住者さんにとっても、マンションを売却するための大切な内覧です。

基本的には見せたくないところなどはないはずですので、内覧するときに遠慮して、購入してから後悔しないようにチェックすることが大切です。

 

居住中だからこそ聞くことができる内覧のときの7つのポイント

 

マンションの居住者さんと内覧者

 

中古マンションを購入する際、空き部屋、現在居住中の部屋に関わらず、内覧のときにチェックしておくべきポイントはありますが、居住中の人がいる場合、そのマンションに入居されているからこそ知っていることや聞きやすいこともあります。

 

まず、空き部屋と同じように内覧のときに確認するポイントには以下のようなものがあります。

 

  • 部屋全体の日当たり
  • 押し入れやクローゼット、流し台の下などの収納スペース
  • 周囲の騒音

 

その他にもたくさんありますが、これらについては次に住む人にとって知っておくべき重要なポイントですので、居住者がいない部屋の内覧と同じようにチェックして問題ありません。

 

次に、居住者さんがいるからこそ聞いておきたいポイントとしては以下の4つがあります。

 

  • 居住者の方がどこに惹かれてその物件を購入したか
  • 水回りなどで過去に水漏れがなかったか
  • 実際に生活してみて不都合に感じられているところはないか
  • 両隣や上下の部屋の人など周りにどんな人が住んでいるか

 

居住者さんがそのマンションの部屋を気に入った理由や購入に至った動機などを聞くことで、内覧するまで気づかなかった物件の良さが分かるかもしれません。

また、お風呂やトイレ、キッチン、洗濯機置き場などの水回りについては、壁のクロスが茶色になっていたりすると、過去に水漏れがあった可能性があります。

水回りは、一般的に友人などにも見てほしくないと思う人が多いところですが、住むと頻繁に使うことになる空間でもありますので、居住中の方にお断りしてから、過去の水漏れ跡がないかをしっかりとチェックしたり、実際に水漏れの有無について質問してみても問題ありません。

その他、生活をする上で不都合を感じるポイントは人によって違いますが、そのマンションで生活する上で感じる不都合を事前に聞いても損はありません。

中古マンションを購入すると、周囲の部屋の人たちは何年も前からそのマンションに居住されていることが多く、夜中に騒音を出す人や変わった人が住んでいる可能性もゼロではありませんので、普段からどんな感じでコミュニケーションを取られているかを聞いていおくと、引っ越した後も対応しやすくなります。

 

そして、購入した部屋のリノベーションを検討されている場合は、実際にその部屋がどのようにリノベーションできるかを考えながら見た方が、よりイメージが具体的になります。

複数に分かれている部屋の仕切りとなっている壁を取って大きな部屋にするなど、間取りは事前に分かることがほとんどですので、内覧前に考えておくと、実際に内覧した際に見るべきポイントがはっきりします。

 

まとめ

このように、中古マンションの内覧は新築のマンションを内覧する場合とは違う点がたくさんあり、居住者さんがいる場合はさらにマナーや見るべきポイントが変わってきます。

実際に居住されている方の方が不動産屋さんよりも詳しい情報を知っていることもあります。

もちろん、そのマンションの部屋を売却するにあたって言いにくい部分もあるかもしれませんが、世間話のような感覚で質問ができるように居住者さんとコミュニケーションを取ることも大切です。

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