2017/10/27
みなさんは現在、マンションの何階に住まれているでしょうか?
もちろん、現在、一戸建てに住まれている人も多いと思いますが、近年の都市の再開発などにより、30階を超えるようなタワーマンションも増えています。
タワーマンションに住むなら、やっぱり上の方の階がいいのかな?と思ったり、利便性を考えたら下の階の方がと考えたりしたことがあるかもしれませんね。
築年数が30~40年を超えるような中古マンションに、そのような高層マンションはあまりないかもしれませんが、実は、中古のマンションにも住む階数によって意外と差があります。
そこで今回は、中古マンションで住む部屋の階数を決める基準について書かせていただきます。
中古マンションで階数を選ぶときにまず重要になってくるのが、エレベーターが止まる階数かどうかという点です。
「エレベーターがついているのに止まらない階があるの?」
という声が聞こえてきそうですが、30~40年前のマンションは、各階にエレベーターが止まらないようになっていることもよくあります。
例えば、奇数階にしか止まらないエレベーターのマンションで、6階や8階などの偶数階に住むと、一旦7階や9階などまでエレベーターで上がってから自分の部屋のある階まで階段で移動しなければならなくなります。
たった1階分くらい、と思われるかもしれませんが、重たい荷物を持っているときだったり、毎日続くことと考えると、意外と大きな負担になりますし、引っ越しやリノベーションのときに、家具や設備を移動させるのも一苦労です。
そのため、エレベーターが止まる階の方が、角部屋と同じように価格が高くなってしまいますが、数年、あるいは数十年とその部屋に住むことを考えた場合は、エレベーターが止まる階を選択された方がいいかと思います。
ちなみに、多くの場合、実際に部屋を見るタイミングでエレベーターに乗るはずなので、エレベーターが止まる階かどうかは分かりますので、不動産屋さんなどにわざわざ聞かなくても問題ありません。
防犯の面から、下の方の階の方が不審者が侵入しやすいのでは?と考えれる人もいるかもしれませんが、実は、上の方の階だからといって必ずしも防犯性が高いとは限りません。
最上階の部屋は屋上から入られるようなこともありますし、築年数が古いマンション場合、マンションの玄関がオートロックでないところも多いので、不審者などが入ってそのままエレベーターで自由に移動できてしまうため、階数によって安心ということはありません。
また、5階以上は蚊やゴキブリが出ないという話を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、蚊やゴキブリなどの虫もエレベーターに一緒に乗ってきたり、荷物についてきたりすることがあるため、上の方の階でも出ることがあります。
その他にも、Wi-Fiの電波の入りやすさなどを気にされる人もいますが、最近のマンションは、J:comさんなどがそのマンション全体に対して一括で加入できるようにしているため、無線LANでも電波がとどきにくいということはほとんどありませんし、実際に入りにくいという相談は受けたことがありません。
また、最近はインターネットを日常的に使われる方が多いこともあり、インターネット環境がない部屋は最近は人気がないため、設備がしっかりしているところも多くなってきています。
中古でマンションを買って、リノベーションを考えられている方や、もともと住んでいる部屋で使っていた家具や家電を持っていこうと考えられている人は、低層階の方がいいという場合があります。
築年数が30年程度のマンションとなると、エレベーターが小さかったり、部屋の入口が狭かったりして、リノベーションして大きくて新しいキッチンなどを使いたくても部屋まで持っていけない場合があります。
また、これまで使用していたベッドやタンス、ピアノなどの大型の家具や家電も同じように部屋に入らないことがありあます。
このような場合、2階程度の高さまでの部屋でしたらベランダから入れることもありますが、3階以上の部屋となると、クレーンなどを使ったりと大掛かりな作業となり、費用も膨らんでしましますので、部屋の中まで持っていけそうかを確認しておくことをオススメします。
その他にも、室内や廊下が狭く、せっかく入ったキッチンや家具などの向きを変えられない場合もありますので、事前にしっかりと確認しておいた方がいいと思います。
マンションで何階に住むか迷ったときには、まずエレベーターが止まる階を選ぶようにして、高層階と低層階それぞれのメリット、デメリットをしっかりと考えてみることをおすすめします。
関連記事
CATEGORY
人気の記事
最新の記事
2018/03/31
2018/01/15
2017/12/28